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窓系列担ジャニオタの備忘録

辰巳雄大に椅子ドンされた日の話 in PLAYZONE2015

PLAYZONE2015のDVD発売が決まったことだし、今年の1月のそのプレゾンでふぉ~ゆ~・辰巳雄大氏に椅子ドン*1をされた時のことを書こうと思う。

自分がされた後で「辰巳 椅子ドン」でどれだけぐぐっても「辰巳くんの椅子ドン見れた!」「辰巳くんに椅子ドンされたい!」的なものしか出てこず、実際椅子ドンされた人はどこにいったのだろうか、誰にも告げずにひっそりと胸の内にしまっているのだろうか、という疑問から、折角(?)自分がされたことだし、どんなものだったかをお伝えすることに決めた。それと同時に、自分が椅子ドンされた日が収録日じゃなくて良かったと思っている。椅子ドンされる自分の姿が公式映像として残るなんて私には耐えられない。

 

これから書いていくが、私が椅子ドンされた席に座ったのは全くの偶然であり、狙ったわけではないということを初めに理解しておいて頂きたい。

 

そもそも届いたチケットがアレ

チケットが発送されたのは確か、去年の12月だったと思う。その日は平日で、一緒に住んでいる彼氏が休み*2で、チケットが来たら写メって送って、と連絡し、それを遂行してくれた彼氏からチケットの写メが送られてきた。

会社で青山劇場の座席表を開いていた私は、彼氏から送られてきた画像を見て、それをそっと閉じた。その直後、姉(えび河合担・物知り)にLINEの姉妹グループで相談した。以下思い出し。(実際のLINEを遡る気力はない。普段からくだらないやりとりが多いので)

私「当日引換だったんだけどなにこれ…」

姉「本人確認が必要な席でそれが起こる」

私「まじか」

姉「プレゾンだと最前・M列*3・通路横だよね」

私「夏に本人確認されてたとこか…」

そんな話をしていたら、妹(えび戸塚担)も混ざった(姉妹グループなので当たり前)。

妹「えび座*4千穐楽の最前は全部当日引換だった」

私「まじか…」

しかしここで姉から「転売対策として、座席ランダムで当日引換券にしてる可能性もあるんじゃないか」と言われ、ますます心境は複雑に。

2014夏のプレゾンは入った公演の全ての座席が1階後列のみで、初めて入った2013年プレゾンからずっとM列よりも前を経験したことがない。ましてや最前列などバンギャ時代のライブハウス*5か映画館か2013年JUMPドームコンのスタンド最前(エキサイティングシートのあるエリアだったから実質最前ではない)くらいなものだったのである。

ちなみに当日引換券は2013年JUMPドームコンのスーパージャンピングシート*6以来の2回目だった。

一緒に入る友人(コタ*7担・チケ来た時はまだ別の担当だった)に当日まで席がわからないこと・最前列等の席の可能性があること・姉が言ったようにランダムかもしれないことを話し、二人で一ヶ月もの間戦々恐々としながら過ごすこととなった。

 

交換が見つからない

チケットは3枚で取っていたので、2枚は自分と友人、もう一枚は交換に回そうと思い、色々探したが当日引換券というだけで見つからず、当日引換券同士で、かつ日程が合う人を探さなければならないという狭い条件で交換を探すのは困難を極めた。

結局、自分がもろもろ妥協してようやく当日引換同士で交換相手が見つかり、自分のチケットよりも前の日程で当日引換券の結果を知ることになる。プレゾンが始まってからは毎日当日引換券の結果を検索していたが、どうやらランダムで最前列~2列目・M列・2階1列目・1階の通路側をランダムで振り分けているということがわかった。

交換相手のチケットはM列より前のブロックの通路側だった。最前列ではないが、ほどほどに距離があって見やすく、キャストの目線の高さとほぼ同じだったのですごく立体的に見えた。アホな例えだが「飛び出して見えた」感じだった。3D映画のような。持っていった双眼鏡は1・2回程度しか使わなかった。元々視力が良い*8が、双眼鏡が必要ないくらい奥まで綺麗に見えたのだ。

そんな列を体験し、日々の当日引換の結果から自分のチケットも適当な通路側だろうなーと楽観視していた。コタ担の友人(自担にぐいぐいいくタイプじゃないので座席にこだわりがなく、むしろ見やすさを重視する)も安心している感じだった。

 

そして当日

交換した公演日も自分で取ったチケットも平日だったのだが、交換した方は会社を早退して向かった。自分のチケットの公演日は何となく休みにしておいた。どこの席かわからないけど、心の準備と身支度を念入りにしておきたかったのである。

友人とヒカリエ内のカフェで待ち合わせし、妙な緊張をしつつ冬プレゾンの話をしていたのだが、その会話の中で「辰巳に椅子ドンされたいw」「いいねーw」的なことも軽はずみに発言していた。これについては心底反省している。こんなことは軽率に言っていいことではなかった。今となっては後の祭りだが。

交換相手との待ち合わせ時間になったので会場に向かい、チケットを交換した。そこに書かれていた席の番号を把握できず、二人にチケットを見せた。

私「B……列……?」

友「え? B???」

相「え、この番号って、一番端ですよね、一番前の」

交換相手の子(20代前半)が一番冷静だった。今までM列より前に入ったことがなかったせいで、青山劇場の座席表の前列部分の構成など興味なく、全くどこかわからない状態で入場し、扉の前にある座席表を確認して「ホラ!」と交換相手が指した場所を見て友人と二人呆然とした。

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ここだったのだ。端も端すぎるが、ステージが近すぎて席に着いてから友人と二人でどうしようどうしようと震えていた。まさか自分が取ったチケットがこんな席になるなんて思わなかったから、とりあえずキャストから見える位置で変なことはするまいと姿勢を正して足も揃えておくことを心に決めた。

1番に交換相手、2番に友人、3番に私が座った。端過ぎて見切れることも多く、交換相手・友人共にコタ担だったのだが、カンペキ!*9の時の登場から結構長いことコタの姿が見えなくて申し訳ないことをしたと今でも思っている。それ以前に二人共一回は公演を見ていたことが救い。

4~6番はイマドキの若い子、という感じの子が二人組で座っていたのだが、観劇マナーがどうとか以前の問題なくらいの態度で見ていた。今まで見たことがないタイプの常識のなさだった。

 

タッチの嵐

始まるともうホントに近い。近いっていう距離感がわからなくなるほど近い。3Dメガネが必要ない飛び出し方だった。

You&Me&Who?では私達の席のすぐ左横からキャストが出てきたので、驚いてすぐ反応できず(レポ見てたのに忘れてた。交換相手は反応早かった)、ただ見送ってしまったしめ*10には大変申し訳なかった。その直後の江田さんには慌ててサッと手を出したら、顔を見てタッチをしてくれた。*11その流れでコタもタッチをしてくれたのだが、隣の友人が呆気にとられていたので「手を出さないと!」と叱咤したら「いや無理無理無理」と拒絶の姿勢がすごかった。その後ステージに上がる際に再びコタが私達の前を通ったので手を出し、友人に「早く!」と促したら私の流れでちゃんとコタがタッチしていってくれたので安心した。幕間で友人がずっと「幸大くんの手、温かかった…」とうわ言のように呟いていたことを今でも覚えている。

ちなみにタッチしてくれたメンバーの中に森田*12もいたのだが、彼は両手で力強くタッチし、かつ私達の後ろの列の人にもタッチしていたので何故かその間森田の腹を見続けることになった。

 

福ちゃんに弄ばれる友人

二幕のケジメなさいでは、ステージから降りてきた福ちゃん*13がものすごい良い笑顔でタッチしてくれたのだが、一周してステージに戻る時にまたこちらに来て、私達が手拍子しているのを見ているにも関わらず福ちゃんが既に手をタッチの状態で用意していて、こちらが福ちゃんに合わせて手を出してタッチしてもらう状況になっていた。なんだあの人。

咄嗟にタッチの手を用意出来た私と交換相手とタッチし、自担以外にもぐいぐいいけない友人はスルーされたのだが、ステージへの階段を上がった福ちゃんが何故か戻ってきて友人に握手を求めた。握手だと何かの習性が働くのか咄嗟に友人が手を出し、福ちゃんはがっちり握手をして再びステージへ戻っていった……と思ったらまた戻ってきて「も~、そんなに握手したいの~?しょうがないな~」と言わんばかりの表情で友人に握手を求めていた。そんな握手をし、ステージに戻りかけてまた握手をする…という行動を福ちゃんは7往復くらい繰り返した。私と交換相手は隣で繰り広げられるその光景に大爆笑していたのだが、後ろからも爆笑する声が聞こえて来ていた。そりゃ笑うわ。その後福ちゃんは「自分でちゃんとできないのなら ダメダメ」のギリギリまで友人と握手を続け、ゆまたん*14の台詞の時にはバッチリのキメ顔でポーズを決めていた。その姿も含めて腹が痛くなるほど笑った。

 

運命の時

上に書いたように、4~6番は二人組だった。何故か一幕は4番と5番に、二幕は5番と6番に座っていた。なので、二幕は私の隣の4番がぽっかり空いている状態だった。

開演前に友人と「辰巳に椅子ドンされるのってこの辺りの座席だったよね」と会話をしてはいたが、実際の椅子ドン席がどの辺だったかの詳細を覚えておらず(まさか自分がその辺りに座るなんて思ってもいなかったので)、まぁ大体5番辺りだろうと思っていた。

そして始まったGuys PLAYZONEは、いつもThey武道を、江田さんだけを見ていた状態(後ろにいても江田さんを追いかけてた)だったが、あんな席で他のメンバーが踊ってるところを見ないのは失礼にあたると思い、ちゃんと(?)前に出てきた人を見るようにしていた。

遂にふぉ~ゆ~の出番である。正直DVDでしかちゃんとふぉ~ゆ~のパートを見ていなかった(江田さん以外の部分はDVDで見ればいいと思っている)ので、角度的な意味でもものすごく新鮮だった。

やらっちが「あの少年たち Again」を歌った辺りだったか、ステージ上にいた辰巳がこちらのブロックを見た。あの時の辰巳の髪型が前髪重め長めでパーマが掛かっていたので目線がハッキリわからず、見られてるのは自意識過剰だと思うことにした。ものすごい速さでこちらに向かって来た辰巳を見て、本当にこの瞬間まで隣(正確には隣の隣である5番)に行くものだと思っていた。

豹やチーターのようなしなやかさと速さで口元に不敵な笑みを浮かべながらこちらに向かって来た辰巳が、何の躊躇いも迷いもなく走ってきたその勢いのままに私の椅子の背もたれに両手を突いた。椅子がすごい衝撃を受けたのが背中を伝ってきた。辰巳の左手が私の右の二の腕の辺りの服を引っ張るように押し付けていた。両手で口元を覆って声にならない悲鳴(私としては「ヒイイイイイイイイイイイイイイイイ」みたいな声を出しているつもりだったが、実際には声が出ていなかったらしい)を上げていた私は辰巳に一切触れることなく、よくわからない「殺(や)られる!!!」*15という感情がぐるぐると頭の中を駆け巡りながら、ほんの数秒でしかないのにものすごく長く感じた時間を15センチ程度の距離で辰巳と見つめ合っていた。

辰巳が離れた瞬間に右腕が楽になったので、その時初めて服を引っ張られていた(ドンの瞬間に手のひらで服を背もたれに押し付けられていたと想像)ことに気付いたが、もうその後はガイズをどう眺めていたかわからない。バクバクの心臓を抑えるために一度蹲ったことは覚えているが、それ以外のことは本当に記憶が飛んだのである。

辰巳が来た瞬間、友人が体を引いて驚愕の表情になったのを視界の端で見た覚えはある。でもその後のLiarやカーテンコールをどうしていたかがほとんど思い出せず、終わって友人と「ふぉ~ゆ~こわい…」と言い合っていたところから私の記憶は復活した。

その後2014夏プレゾンのDVDを確認したが、夏プレゾンの椅子ドンは片手じゃねーか!!とよくわからない怒りが出た。

 

ふぉ~ゆ~怖い

公演後交換相手と別れて姉と合流し、友人と3人*16でご飯を食べながら話していたのだが、何かあるとすぐ「ふぉ~ゆ~こわい」「自担がステージにいて本当に良かった…(=いなかったら担降りの危機)」と言い合っていた。プレゾンでふぉ~ゆ~は他担を狩っている、あれはもう狩猟だ、という意見で友人と一致した。

帰ってから眠りにつこうと目を閉じた時、辰巳の顔とロックオンされた時のあの「殺られる!!」という感情が蘇ってきてなかなか寝付けなかった。その後一週間は目を閉じるとあの迫り来る辰巳が蘇ってきた。

後日、この話をしてた時に別の友人から「以前のプレゾンで辰巳にハットをかぶせられて、目の前でハートを送られた時、同じ感じでした」(2011年のユメゴコチ)と言われて、良かった、私だけじゃない、と安心した。それと同時に、私以外に辰巳に椅子ドンをされた人は夏冬合わせただけで60人以上いるはずなのだが、その人達はどうしているのだろうか、という思いがある。

 

余談

噂レベルなのと何も調べてないので本当かどうかわからないが、辰巳は椅子ドンする席を予め決めているという話を聞いた。席を決めるタイミングがいつなのかはわからないが、私があの日のターゲットとなったのは

・あのブロックの真ん中のステージ寄りの席(4番)が空席だった

・5番と6番の席の子の観劇態度がよろしくなかった

ことが要因ではないだろうか、と勝手に思っている。4番に人がいたら4番の人だったかもしれないし、5番6番の子が観劇マナーを普通レベルでも持ち合わせていたら5番の子になっていたかもしれない。本当に唖然とするほどの観劇態度だったのだが、彼女らの担当はふぉ~ゆ~ではなかった*17ので、椅子ドンされたところで嬉しくなかったかもしれないが。

そんな観劇態度の二人組が通路側の2席にいたからか、最初から私達の席の前を通ることになっているメンバー以外は全くと言っていいほど来なかった。ちらりとも見てくれない人もいたので、いくら客席が暗いからといって、いくらキャストがライトを浴びているからといって、私達の姿が見えていないわけではないんだな、と実感した。上に書いた福ちゃんが先にタッチの用意をしてこちらに来た時も、福ちゃんはその二人組が本当に視界に入っていないかのような、そもそも元から存在していないかのような綺麗なスルー具合だった。それを見て本当に怖くなった。彼女らが手を出していた・いないに関わらず、通路側に座っている二人には一瞥もくれずに笑顔で私達(ケジメなさい冒頭のタッチに良い反応を示した3人組と認識してくれていたのではないかと推察)に向かって来たからだ。そこで「あぁ、本当にキャストからこちらが見えているのだ」と思い知った。特にマナー違反をしたことはないが、演じている側に見られても恥ずかしくない振る舞いをしよう、○○担(私の場合They武道担・江田担)ってマナー悪いんだねと言われない振る舞いをしよう*18、と改めて思った。

 

 

今夏はプレゾンがないだけでなく、以降別の会場でPLAYZONEという演目が上演されるのかは全くの不明であるが、もし今後プレゾンが再開したとして、ふぉ~ゆ~が出演し、その中でGuys PLAYZONEが歌われることがあった時に、辰巳椅子ドン席に座りそうな人がいたらこれだけは言いたい。

自担がプレゾンキャストにいなかった場合、担降りを覚悟せよ、と。

彼の椅子ドン以上に、あんなに心臓が破裂しそうになるファンサ(?)は他にないだろうと思っている。

*1:少女漫画で流行りの壁ドンの、壁が椅子の背もたれになったバージョン

*2:シフト制の仕事なので平日休みの場合もある

*3:前が広い通路になっており、そこを通ったり立ち止まって踊ったりするので、最前列と同じくらい人気の高い列

*4:A.B.C-Zの舞台の名前がA.B.C座なので略してこう呼ぶ

*5:でも実際良番(スタンディングなので早い番号が良い番号)取ったら真ん中辺りにある柵を取って自分が楽しむ方を取るタイプだった

*6:当日まで席詳細がわからなかったせいで波紋を呼んだ席。実際は円形のセンターステージを囲う形で作られた300席弱しかなかったアリーナ席

*7:"MAD"・松本幸大

*8:両目ともに1.5

*9:"MAD"メインの曲

*10:Travis Japanの七五三掛龍也

*11:江田さんだけではないが、窓系列メンはタッチの時に手ではなく手を出している人の顔をちゃんと見てタッチをしてくれる。トラジャは手しか見てないのでもう少し頑張れ!

*12:Travis Japanの森田美勇人

*13:ふぉ~ゆ~の福田悠太

*14:中山優馬

*15:蛇に睨まれた蛙のごとき心境

*16:コタ担の友人は元々姉のつながり

*17:担当がハッキリわかるところで察して頂きたい

*18:少なくとも私はその二人組のせいで○○担の印象が悪くなった